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10月22日(月)「James Blunt: Return to Kosovo」

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 James Blunt (ジェイムス・ブラント)ですよ、奥さん。「ユア・ビューティフル」の。

 と言うわけで、観てきました。今回は新しいアルバム『ALL THE LOST SOULS』のプロモーションと、BBCが2006年につくった『Return to Kosovo』というドキュメンタリーの上映会を兼ねてのイベント。

 ジェイムス・ブラントは1999年夏にイギリス軍の将校として、NATO軍のコソボ派遣に従軍していて、それから7年経って、再びコソボを訪れるというのがドキュメンタリー『リターン・トゥ・コソボ』なんですけど、これがまたいいです。

 個人的に、イギリスでコソボ紛争を題材に、紛争への国際介入について論文を書いているので、コソボに対して思い入れがあるだけど(実際行ったことがないので)、映像を見れるのはとても興味深かった。

 1999年にブラントが撮った、戦争で破壊された村の映像と、現在の映像が重なって映し出される。復興されている所もあれば、破壊されたままの所もある。戦争というものが人間の行いの中で最も愚かな行いであることが、ものすごくリアルに分かる。

 紛争や戦争の報道も、一時は報道されるけど、その後のことがほとんど報道されたりしないから、ジェイムス・ブラントが再訪することによって、コソボの現状に注意を向けるというのは、いいことなんじゃないだろうか。

 ジェイムス・ブラントの歌も、なんだかちょっと聴くと、なよっちい感じがするんだけれど、実は、戦場へいって、死体掘りおこして埋葬しなおしたりしたとか、軍の経験というのが下地にある気がします。強いからこそ、弱いことを歌えるというか。『リターン・トゥ・コソボ』を観てから、再度歌を聴くと、ラブソングだと思っていたものが、実はもっと深いことを歌っている気がしてきました。

 ライブは・・・・、そりゃ生ブラントですからすごかったです。ギターかピアノと声だけで十分というぐらい。新しいアルバムも、70年代のアル・スチュアートとかギルバート・オサリバンを思い出させるようなテイストがあって好きです。

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