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9月8日(土)「LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」

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 LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー公開を待って待って観てきました。

 ジョー・ストラマーといっても、誰のことかさっぱりという方も多いでしょうが、パンク・ロックを代表するザ・クラッシュというロック・バンドのヴォーカル兼ギタリストです。

 正直、ジョー・ストラマーの伝記映画で半泣きになるとは思いませんでした。しかも、5回も6回も。

 パンクの思想というのは、一言で言うのは難しいけど、ロック・スターと観客の壁を取り払って皆同じなんだということを気づかせたというか、反権力というか、ギター・ソロより歌詞の中身が重要だということに転換させたというか、学校や親の言うことに従わなくても自分の直感を信じて生きればいいんだということを気づかせたというか、東洋の島国にいた僕はもちろん、世界中の若者の考え方を変えた考え方です。

 それの基礎の大部分を形作ったのが、このジョー・ストラマーではないでしょうか。

 「ロンドンは燃えている」「退屈な街に風が吼えぬける」「白い暴動を起こせ、自分だけの」「白人達は学校でマヌケになる」などのストラマーの歌が、理屈ぬきに世界中の若い奴らの背中に電流を走らせ、考え方もファッションも生活も変えてしまった。

 そのストラマーが実は、前の世代のヒッピー思想と深く結びついていて、ストラマーと名前を変える以前はウディ(ウディ・ガスリーから来ていると思われる)と名乗っていたとか、パンク自体がピッピー/コミューン思想や、それ以前のビートなんかとも結びついていることをうかがわせる。

 クラッシュ解散後、目だった活動をしていなかったが、メスカルロスを結成、活動していた最中の2002年12月、心臓発作で50歳で亡くなった。僕がイギリスにいた時で、10月頃にライブがあって、観にいこうかと思ったけど、「ジョー・ストラマー&メスカルロスってのもどうかなぁ」と思って観にいかなかった。本当に悔やまれる。

 ストラマーの死亡後、ファンから五千通以上のメールが来て、その中に

「ジョー、ありがとう。人生を変えてくれて」

 っていうのがあったんだけど、全くそのとおり。同じことを思います。


 ジョー、ありがとう。人生を変えてくれて

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