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6月7日(水)「大蛇市の改革」

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 民主党系のシンクタンク、公共政策プラットフォーム(プラトン)のBBL(弁当持込み勉強会)で、大阪市の市政改革推進会議の委員長を勤められた上山信一(慶応大学教授、大阪市立大学大学院特任教授)さんから、『これからの自治体改革-大阪市での経験をもとに』を聞く。

 青木雄二の『ナニワ金融道』で「大蛇市」とネーミングされていた大阪市の改革であるから、これは聞き逃すわけにはいかない。

 ま、本当は自治体の改革というと上山教授の名前がでてくる時期がずっと続いていたので、「コンサル(マッキンゼー)出身者に自治体のことがわかるんかいな」とは思っていたのだけど、話を聞くと、確かに他市との比較や分析のやり方など参考になるところがある。

 それ以上に面白いのは、やっぱり改革をやった経験談。

 示唆に富む話があったので一部を紹介すると

 ・(「旧六大都市の職員はかつては、国の政策に対抗するような気概と能力があったが、今はどうか?」という質問に答えて)
  能力は落ちてきていると思う。それでも50歳以上は、例えば横浜市でいうと飛鳥田市長に憧れて入ってきたとか、骨のある人がいるが、30歳代が問題だ。「国がどうだ」「他市がどうだ」ということばかりで、素質はあるのだが鍛えられておらず、事なかれ主義の体質になってしまっている。

 ・(「地方政府における議会の役割は何か?」と聞かれて)
 確かに自治体では首長の権限が絶大なので、議員は大阪市なら今の100人から10人ぐらいにして会計の専門家とかを入れて、監査的な役割をするようにし、その代わり地域毎にパートタイムの世話人みたいなのをつくって、市長と懇談するとかするのがいいのではないか。

 ・(「最終的に自治体はどのようになれば改革の終わりか?」という質問に答えて)
 大阪市の場合、マイナスからゼロにする改革なので、ノーマルになればそれで一応達成だが、今後は都市経営戦略というものが重要になってくる。どうやって地域の活力を高めていくのか、どうやってその地域の人が食っていくのか、どれぐらいの人がその地域を訪れるのか、そういう「絵を画く」ことが重要だ。

 大阪市は新住民があまりいない地域なので、改革派市長が選ばれる可能性は少ない。横浜市だって、中田市長は(新住民の多い)北部で勝って、(旧住民の多い)南部で負けている。

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