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7月11日(月)「働きやすい会社」

akachan
 国民主権論は「少子化について」で白藤さんの「働き方が少子化に与える影響」と松永さんの「次世代育成支援対策推進法の地域行動策定計画における住民参加について」。

 白藤さんの方は週刊朝日とかにでている「女性が働きやすい100社」みたいな一応女性が働きやすい会社で通っている会社の女性管理職(といっても管理職が少なすぎるのでその下のランクも含む)60人ほどに聞き取り調査を行ったものをベースにして。

 まとめて言うと、働く女性がいうには「会社が忙しすぎて、子供を持ったり育てたりするどころではない」。日本の企業は仕事の範囲(ジョブディスクリプション)が明確でないので、いつまでも残業したり仕事中毒的な感じになってしまう。

 僕もその意見にあらかた賛成で、どうして日本の企業での働き方ってお互いお互いの首を絞めるような働きかたをするのだろうかと思う。とにかく仕事の質ではなくどれだけ長く働いているかが基準にされたりする。

 西欧諸国の人を見ると金額的には日本よりもらってないかもしれないが、大企業のCEOとか投資銀行の人とかは別として、意外とゆったりと仕事をしてる場合が多い。それでいてデカイ家をもってたり、自然が残っていたり、福祉が充実していたり。そういうのを見ると日本人の生き方というのはどこか歪んでいるのではないかと疑う。

 松永さんの「次世代対策」の話も示唆に富んでいた。自治体は行動計画を義務付けられるようになったのだが、その行動計画の作り方自体が、コンサルタント会社に丸投げの自治体もあれば、市民委員会を丁寧にやっている自治体(立川市)など、自治体ごとに差がある。さらに、その計画数値も、達成率を考えて元々1000箇所の保育施設が必要なのに500ぐらいにしておいたり、そもそも低めの数字にしたりしている。

 というような話で、いつも以上に議論百出して講義は盛り上がった。


 少子化の問題については、色々な原因が複雑に絡み合っているので、切り分けて考えないと議論の入り口をぐるぐる回るばかりになる。

 まず①少子化がいいのか悪いのか②少子化なのか、高齢化なのか
さらに③非婚化・晩婚化が原因なのか④結婚しているが子供を持てないのか
さらに他のテーマとして⑤中絶が悪いのか⑥婚外カップルを認めてないのが悪いのか⑦不妊治療をすすめるべきか
さらに元に戻って⑧移民を認めるべきか
など非常に多岐にわたって分析していかないといけない。

 どうも、このテーマは各自が自分の立場で意見を言う傾向が強いのでまとめにくいのかもしれない。もう子育ても終わっている高齢の方は「何が経済的に不安だ、わしらは戦後の焼け野原で子供を5人も6人も育てたんじゃわい」というし、そんなこと言っても価値観の違っている20台30台の人には通じないし。
 
 政治家の中でも政策として合意をとるのが難しい分野であるんだけど、一つ「これはいいのでは」という法案をいま考案中。

 引き続いて皆さん、議論していきましょう。

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