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3月29日(火)「外国人の人権」

 法務省の第三次出入国管理計画というものが今日発表になった。初めて「(専門技術者以外の)外国人労働者の受け入れも検討していく」というようなことを書いて、入国政策の大転換か?と騒がれたものだ。

 実際は、法務省の提案みたいなもので何らかのアクションプランなどの強制力を伴わないので、他の省庁の縄張りなどに気を使わないで割と自由に提言することができたということらしい。

 最近、この外国人受け入れ、労働問題、人権問題に関して関心を持って研究をすすめているんだけど、やればやるほど、この問題には色んな団体の利害が係わっていることがわかる。

 ヨーロッパなどでは、外国人の受け入れというテーマは選挙のたびに大議論になるような問題(例えばドイツのCDUとSPDなど)なのだが、日本ではいまだに封印されていて本格的な議論が行われているわけではない。

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3月28日(月)「この自転車はすごくいい」

 でした。W事務所の梅田高さん、ニート生活実践中のHさん正解です。意外と皆さん名古屋弁に通じているんですねぇー。驚きました。

 ところで、名古屋の人は「名古屋って嫁入り道具がトラック何台分にもなるんですかー」「やっぱりなんでも味噌をかけるんですかー」みたいなことを聞いても

「そうですよ」

 と、ごくノーマルに答える。このあたりは関西人と違う。

 関西人は「やっぱり一家に一台、たこ焼き器があるんですよね?」とか聞かれると

 「すぐそうやって、ステロタイプに考えるだろー。 でも、あるんだけどね」

 と一応、世間から異邦人扱いされていることを認識している(しかも、オチをつけてしまう)。

 名古屋人の、「ええ、味噌煮込みうどん好きですよ。ええ、海老?好きですよ。金の鯱?誇りに思ってますよ。ええ、もちろん嫁入り道具はトラック三台分。当然荷台は透明クリスタル」という正々堂々感というのは、なんだかうらやましいような、やっぱり日本の中心観があるのだろうか。


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3月27日(日)「Heal」

 自分の失敗を客観的に見れるぐらいはタフにはなったんだけど、さすがにロボットではないので傷つくのは傷つくわけで、じっくりしんみり反省。

 本の反省もあって、今、「人にとって何が面白いのか?」「人がお金を払うに値するものって何なのか?」というのがすごく気になっている。

 てなわけで、日比谷みゆき座が閉館記念で開業時の値段(300円)で過去の公開作品を上映していたので観にいく。何か観ていないとすぐものを考えてしまうし。

観たのは「スクール・オブ・ロック」「フィラデルフィア」「ナチュラル」「リバー・ランズ・スルー・イット」でした。
 
 
 
 本当はちょっとバカにしているんだけど意外と気に入っているモリゾーとキッコロ。豆知識のコーナーに「名古屋弁」というのがあって、クリックすると

 「このけったは、でらええだ」

 というのがでてきました。果てこれはなんと言っているのでしょう?>>>>答えは明日。


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3月26日(土)「百年の高みに向かって」

 MSNのフレッシュマン特集の記事で、よく考えたら「新人の時はペン習字やっといて」みたいにも聞こえるので補足。

 新人のうちに身につけておくものって(一生かもしれないけど)、字の練習もあるけど、哲学とか教養というものもあるでしょう。

 昨日、日本の経営者の話を書いたけど、人に話を聞くとヨーロッパの経営者って金を稼いでるだけでは尊敬されないそうで、哲学とか文学とか深い教養がないとダメらしい。それは社会全体がそういうものに価値観を見出しているからというのもあるのだろう。

 政治家でも、来日するフランスのシラク大統領なんかも日本文化に深い造詣を持ってるなど、教養人が多い。米元大統領だったニクソンなんかもウォーターゲート事件を引き起こした大悪人みたいな感じだけど著書を読むと、その人物眼の鋭さは舌を巻く。ま、だからブッシュJrみたいなのは、ヨーロッパ勢は皆嫌いなんだろうけどね。

 アジアでも、台湾の李登輝は現在の世界の指導者の中でも強いリーダーシップを感じる一人だが、その李登輝が陳水偏を評して、「あいつも中々やるが、実務実務できたので人間の幅が無い。できれば、これから哲学とか勉強すると良い」と豪快なことを言ってたりする。

 そういえば、某区長が「日本の最近の政治家で30分話を持たせられる奴はそういないだろ」と言ってた。・・・。


 そんな訳でどんな道でも高みに登るには大変な努力が必要です。では、頑張りましょう。

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3月25日(金)「気にいらねぇ」

 気に入らん。

 フジとライブドアの争い。ライブドアの資金調達(後述)も気に入らんが、ライブドアが筆頭株主になったらリストラの嵐が起こるだの、芸能人がキャスターを辞めるだの何だのって煽っているマスコミも気にいらんし、乗っ取りにあった可哀想な正義の会社経営者みたいなフジの経営陣も気に入らん。

 大体、ライブドアにTV局を運営したりリストラしたりできるような人材はおらんだろ。TVで見ただけでわかるじゃないか。ライブドアはじゃぱねっとたかたみたいなことをやりたいだけだろ。発言聞けばわかるじゃないか。

 文句言ってるキャスターとか芸能人とか、これまでの経営者がそんなに良かったのか?鹿内家から今の経営陣になった時に何か言ったのか?

 そもそも今の経営者も、戦後に財界が作ったグループを鹿内家が乗っ取ったのを、さらに乗っ取ったんだろ?偉そうなことをいえるのか?

 もっとひどいのが経済界。前に書いた市場内・時間外取引という違法性の強い取引を散々やってきたにもかかわらず、新参者のライブドアが同じ事をするとダメ。「これって前にもあったような」と思い出すと、確かリクルート事件も同じような図式で、未公開株の譲渡って確かそのときは違法性が強かったけど違法じゃなかったはず。昔からある(エスタブリッシュメント)企業がやるとOKで、新参者がやると寄ってたかって叩く。何にも変わってない。

 ライブドアの資金調達(ライブドアだけじゃないけど)も調べたら東京株式市場って凄いことになってる。株式の100:1などの分割をして、既存の株主が株券の書き換えの為に売買できない間に、下方修正条項付き転換社債などで(これは、この期間でも株式転換権の部分だけ切り離して売買できる)大量の売買をして儲ける。

 シーマとしう銀座の宝石輸入商の会社なんて、100:1の株式分割の上を行くという意味で101:1株式分割をやって(これが東証のシステムダウンの元になったという説がある)その間に、発行済み株式数以上の株式が売買されて、株価10円台(ほんとに10円台)から100円に、それから10円にというメチャクチャな乱高下を作っている。めちゃくちゃやな。

 日本の経済の世界に正義なんてないのか。(そうです)


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3月24日(木)「誰がモリゾーやねん」

 なぜか、国会内に議員の姿が少ないような気が・・・・・・。おおっ、そうか、愛・地球博の開会式にいっとるのか。

 というか、開会式に首相が出席できるように予算案の成立を23日にセットしていたという冗談のような話だったが本当になったな。

 
 監獄法の改正の関係で、再び山本譲司さんにきてきただく。

 行政訴訟法の見直しPT(プロジェクトチーム)で九州大学の木佐茂男教授に来ていただく。双方とも非常に示唆に富む話だった。 

 Yさんのブログに載っていたモリゾーとキッコロの運勢占いというのが気になる(発見できん)。

 わかった。が、みのむし占いだった・・・みのむし?・・・・全然可愛くないぞ。しかもやったらいきなり48点。ブルーになりました。

 というか、後で分かったがこの占い点数が異様に低い。48点なんて高いほう。30点台とか20点台も出るぞ!しかもラッキーアイテムが「かばん」とか「ラーメン」とかはまだ分かるけど、分からないのが「小倉トースト」(byいずみちゃん)・・・・・・。一体どうしろというんだろう?

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3月23日(水)「冷たい雨」

 雨です。

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3月22日(火)「心のカケラ」

 憲法本の出版計画がボツ。ここ数ヶ月(1年ぐらいか)精力を傾け、色んな人に義理を欠いたり、迷惑をかけながらしていたプロジェクトなので、没を告げられた時には、さすがに漫画でいうと体中にひびが入ったところを木槌でコンと叩かれてバラバラになっていくような感じがした。

 ま、やっぱり相手もプロだからな。メジャーの壁は厚いわ。しかし、バラバラになったカケラを拾い集めて、必ず復活する!

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3月21日(月)「春よ来い」

 晴れているけど、風はまだ冷たい。

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3月20日(日)「地面が割れる」

 九州で地震。発生時にたまたま福岡市内にいた知人は「地面が割れるかと思った」という。

 それからかなりの時間、携帯もメールも通じなかったようで、こういう所は国が金を出しても改善した方がいいんじゃないか。災害でまず第一は身内や知人の安否だろう。こういう時に連絡網がパンクしているのではどうしようもない。

 連絡が通じないというのはものすごく不安だということを今回しみじみ思い出した。

 さらに、崩壊した家屋の映像を見ていると、昨年から何度も政府とやりあっている被災者生活再建支援法のことを思いだす。今の法律では、「特定の個人に対する資産形成に資する」為に憲法違反となり、住宅の「再建」に支援金はでない。でるのは半壊・全壊の家屋の「撤去」資金である。

 住宅資金の補助を出してあげればいいじゃないかと思うのだが、おそらく政府は予想外の災害が起きた時に前例となって予想外の費用負担が起こるのを恐れているんだろう。しかし、じゃ何のために税金払ってるんだという気がしなくもない。

 この前の補正予算でも、税収が予想を上回って新潟地震や台風被害の為の補正予算を組みましたという名目で聞いていたのに、中身を見ると防衛庁が皇室用のヘリコプターを買ったり、災害用のバイクの買い替えをしたりしている。

 おいおい。こんな時でないと予算が付きにくいのもわかるけど、家が壊れて屋外生活している人の事も考えてあげなよ。

 もう一つ変なのがあって、これは東海地方の議員さんと住民の人の利益と反するのであまり大きな声ではいえないんだけど、地震財特法という東海地震を想定した「地震対策緊急整備事業計画」にもとづく、学校などの耐震補強に対する補助金等の優遇措置がある。

 これが、緊急計画のわりに出来たのは昭和55年。それ以降5年毎に見直して、継続、継続できて、つまり25年間も緊急事業をやっている。

 おいおい。早く東海地方の地震対策を完成させないと危ないだろ。

 さらにいえば、早く終わって、今回の九州のような地震があると思われてないような地域だって整備しないと危ないだろ。


 もう何処に住んでたって地震の心配ないなどとはいえないんだから、早急な対策を頼む。

 
(追加情報)
 これまでの住宅の耐震政策と一線を画す提案をしている本がでているようです。評判がよく、発売1週間たたずに増刷が決定。書店では品切れかもしれませんが、29日には2刷りができる予定とのことです。「凶器になる家、ならない家


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3月19日(土)「ジーザス・オブ・サバービア」

 我慢しきれずに行ってしまったグリーン・デイ、幕張メッセ。

 入り口でえらいボディーチェックをしていて、日本のコンサートにしては厳しいカメラ&レコーダー・チェックだなぁと思っていたら、なんと武器チェックだった。

 よく見ると持ち込み禁止物の張り紙にカメラ、テープレコーダーの次の行に武器とかいてある。武器?一体誰が持ち込むんだ・・・・・何のために・・・・

 と、まあ、いきなり謎からはじまるのだが、中に入ると、いるわいるわグリーン・デイな奴らが。なんとなくロック系ヤンキーの秋祭りという感じがしないでもないが。

 開演前になぜかビレッジ・ピープルの「ヤングマン」が流れ、ピンクのウサギとゴジラが相撲をとるというわけのわからない出し物の後(それでも盛り上がっていた)、「ヘイ、ホー、ロックンロール!」 ラモーンズだ!(この日ラモーンズのTシャツを着ていた)。しかし、ラモーンズもグリーン・ディにかなり似ているのに(あ、逆か)片やグラミー賞、シングルは1位、世界中でバカ売れ、方や「マニアの伝説」というのも可哀想な気がするな。

 そしていよいよグリーン・デイ登場。一曲目は最新作『アメリカン・イデオット』の中の一曲目でもある「アメリカン・イデオット」。客は暴動。いきなりモッシュが始まった。一緒になって暴れていたのだが、よく考えたらこの回りの連中、俺の半分ぐらいの年齢とちゃうか。

 「ジーザス・オブ・サバービア」「ホリディ」など連発するので最後までこの調子でいくのかと思ったが、回りの若者達もずっとテンション高いわけでなく、次々と抜けては入っていく。これこれ、若いんだからしっかりしなさい。なんてね。

 まあ、すっかり十代の気分にもどりました。

 というのはウソ。十代の時と何も変わってない、素のまま十代なことに気付いた夜でした(それはそれで問題のような気もするが)。

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3月18日(金)「圭祐さんもいろいろ大変ねぇ」

 夜、仕事の途中で一旦風呂に入りに部屋に戻っていたら某新聞社の勧誘が来た。

 最近は規制が厳しいのか苦情が多いのか変に丁寧で「あ、いいですか。いまちょっとよろしいですか。あとできましょうか」などといいつつ、「これ招待券なんかがはいっているんでご挨拶がわりです!」といいつつ、熨斗(のし)袋を靴箱の上に置き、「内緒なんですけれどもね、3ヶ月だけ無料で入れさせてください。三ヶ月たったらスパッと止めますから。ええ、内緒にしておいてくださいよ。最近厳しいんで。隣もそのお隣もそうさせてもらってます。ゴミもでると苦情になるんで読んだ後は片付けさせてもらいますっ。ええ。サインも何もいらないんで、3ヶ月だけ入れさせてください」などなど話は続く。

 ところが、「いや、でもいらないです。」といった瞬間、人が変わったように怖い顔になり、さっきの熨斗袋をひったくるようにして無言で出て行った。むー。感じ悪くないか。これからのこともあるだろうに。こう見えても私、職業がらノック訪問員には暖かい対応なんだが。まあ今でも新聞販売店のノルマがキツイということだろうか。

 彼はその後、近所の家で「(ピンポーン)配達をお届けにあがりました。え?えぇ、新聞のです」と果てしない営業をしていた。

 大変なんだな。読売新聞。あ、言っちゃった。


 そういえば某政府側からも変な電話があって「石田さんは三連休どうされてるんですかぁ」だって。みんな色々大変なんだね。(僕も)

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3月17日(木)「ストレス限界」

 REMもソニック・ユースも行けずひたすら・・・。

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3月15日(火)「In the memory of」

 T.K

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3月14日(月)「Long good-by」

 すみません。かなりとりこんでまして・・・・。

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3月13日(日)「不条理な世界」

「貴様それで、大東亜の新秩序がなると思うのかっ」
「何、貴様こそ、尻尾をまいて逃げ出すのかっ。この偽軍曹めっ」
「今の言葉聞きずてならぬ。貴様それでも軍人かっ」
「自分にとっては、ラ・ムーの黒人メンバーがどこへ行ったのか。それが気がかりなのであります」
「な、何をいっとるか貴様」
「ぬらりひょん」
「だ、誰だお前は」
「ほべーろべろべー。うんがぁ」
「ええい、お前は誰なのだ。貴様、森下ではないのか」
「それでよろしおす」
「何、お前も違うのか。我も我なのか」
「我が我ゆえに我なのか」
「かんとー」
「関東ー」
「さいこー」
「最低ー」

壊れてみました。

※ この記事には結構「大丈夫ですか?」というメールが来た。

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3月12日(土)「私もラモーン、あなたもラモーン」

 原稿で死にかけているにもかかわらず、いってしまったラモーンズ・オールナイト。

 会場につくといるわいるわラモーンな奴らが。久しぶりのパンクな雰囲気にワクワク。ビデオクリップが流れ全員の拍手手拍子の中、マーキー・ラモーン登場。

 というかこの人、二本目の映画「END OF THE CENTURY」でアル中でジョニー・ラモーン(ギター)にクビにされたという話がででてくるんだけどもね。

 一本目の「RAMONES RAW」のDVDのキャンペーンで来日していて、その映像が一本目。マーキーがホームビデオで取りためた映像が主になっていて、貴重な映像もあるんだけどちょっと見ずらいなぁ。いかにもマイ・ビデオで撮ったという感じで狙った画像が良く動いたりピントが悪かったりする。


 二本目の「END OF THE CENTURY」はさすが映画になっているだけあって完成度が高い。内容は関係者の証言とフィルムでバンドの結成から解散まで振り返るというもので、なかなかの感動モノ。

 ギターソロなんて無し、コードは三つだけしか弾けない、ルックスだってそんなによくない、でもここまで出来る。ということで世界中の若者にギターを手に取らせ、バンドを始めさせた偉大なバンドなんだけど、これが売れない(特に本国アメリカで)。

 イギリスの1977年のツアーではクラッシュやセックス・ピストルズのメンバーがコンサート会場の窓に石をぶつけて会いに行った話や、ジョン・ライドンが、ラモーンズのことをギャングだと思っていて、楽屋の入り口で「奴らに殴られないか?」と心配していたり、コンサートに来ていた連中のうち60人ぐらいがバンドを結成し、ダムドやなんやらのバンドが出来たという話は当時の事情が分かって面白い。

 「テクニックだとか芸術だとかいってんじゃねえよ。伝えたいものが重要なんだろ。音楽は楽しくなけりゃダメだろ、こら」と当時の音楽界の流れを原点に引き戻した彼らの功績は大きいと思うんだけど、それでも売れない。

 延々とプロデューサーを変えたりして悪戦苦闘する。ギターのジョニー・ラモーンが異常なほどの管理主義者でメンバーとの間に緊張を引き起こしていたり、まるで六歳のガキと自分で言うようなディーディー・ラモーンが暴れまわっていたり、ジョーイ・ラモーン(Vo)の始めての恋人をジョニーが取っちゃったり、内部は相当大変だったようだ。

 それにしても、ジョーイ・ラモーンって激しい曲をやってる割に妙に内面的で優しい感じがして、それがバンドの不思議な魅力でもあったんだけど、脅迫神経症で体も弱かったらしい。家から車に乗るまでに、階段の下り方がうまくいかないと何度も何度もやり直したりしていたそうだ。しかし、なんだかこの人、無限の安らぎを感じる人なんだなぁ。惜しいことに2001年に亡くなられました。ご冥福をお祈りします。


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3月11日(金)「ラモーンズの劇場」

 本の関連で仕事以外の全時間が取られている。すべての付き合いを絶って打ち込み中。伝説の編集長であった人と遣り合っているんだが、この人の癖の強いこと、強いこと。

 原稿をけなし、バカにし、論破し、悔しくて、さすがのいい大人なのに涙がでそうになる。「ぬわにぃ~、俺の原稿をちゃんと読んでみろっ」とか思うんだけど、全部読んでいないにしろ、ポイントは掴んでいる。しかも、論証や研究の薄い所とか、どういう気分で書いているかとかピタピタあてるから怖い。「このヤロー、絶対面白い原稿書いてやるからな」と最後には思わせるのは、計算ずくなのか、単なるいい加減な親父なのか。伊達に25年間も編集者やってないんだなと感心する。

 ま、感心している場合でなくて、ものすごいしごきなんだけど。一方、結構、修行になっているという気もする。ボブ・エリツィンというプロデューサーにしごかれたキッスみたいなものか。それにしてもしんどい。

 そんな苦しい中でも行ってみたいイベントが一つ。

日程: 3月11日(金) 場所: シネセゾン渋谷 集合:23:20 開演:23:40
ゲスト: マーキー・ラモーン ※20分程度のトークショーをおこないます。
上映作品: 「RAMONES RAW」105分、
        「END OF THE CENTURY」108分、
        「Rock'n' Roll High School」93分 
       ※ 「RAMONES RAW」「Rock'n' Roll High School」はビデオプロジェクターでの上映

 誰やねん、マーキー・ラモーンって。

 というか背景を説明すると、ラモーンズというのは、4人とも○○・ラモーン(もちろん芸名で血縁関係はない)なのだ。しかも主要メンバー2人亡くなってるし。

 ちなみにマーキー・ラモーンは初代ドラマーの後に入った人。しかし、ラモーンズ映画三本立てというのも凄いものもあるが、東京中のラモーンな奴達があつまってくると思うともっとすごい。


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3月10日(木)「お、仕事」

 人身売買禁止法関連と更生保護関係でBBS会の方と協力事業主会の方からヒヤリング。

 まじめな朝の会議中に議員の携帯に続々とメールが入りだす(僕のも)。もちろん、中西一善衆院議員の強制わいせつ事件に関して。聞く所によると、前の選挙の有効・無効を争っている裁判が終わっていないので、それが終わるまで補欠選挙は行われないんだそうである。

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3月9日(水)「私、ホリエモンを支持します(か?)」

法務・経済産業・財務金融・財政調査会合同会議で早稲田大学の上村達男教授。議題は「ライブドア問題から見た企業法制と資本市場規制」面白そうでしょ。

 あいわからず家にTVがないので時事ネタに疎いんだけど、こういう仕事をやってると何でも知ってると思われて、ライブドア=フジテレビ問題とか良く聞かれるんだけど、銀行にいいたのはもう年ぐらい前だからなぁ。TOBって何だっけとか(株式の公開買い付けです)思い出して答える(あってた)。
 それにしても、普通の会社員とかOLさんとかがTOBとかM&Aとか下方修正条項つき転換社債とかについて語ってる日本というのは改めて凄い国だ。

 植村教授によるとライブドアは違法取引の塊。但し、これは皆やっていた。

 日本の証券取引法では、株式を大量に売買する時は「5%ルール」に従って、情報を公開しながら買い上げるか。「3分の1ルール」に従ってTOB(公開買い付け)で売買するしかない(はず)。
 だから、ライブドアのように35%もの株主が突如現れるはずがない。だって、少数の株を持ってる株主、特に個人株主が困るでしょ。会社の性格そのものが変わってしまう変化が起こっているに、株を売るチャンスも買うチャンスもないんだから。

 但し、フジが対抗手段としてやっている一部株主にたいする新株発行も、既存株主の利益を損なうので違法性が強い。

 ライブドアが資金調達の為にやっているのは下方修正条項つき転換社債。株価が下がると転換価格をどんどん下げて、ようはこの証券を割り当てられた人は、株価が下がっても損をしない(関係ないけど孫さんもこれを使っているという話がある)。一方で私募ファンドという、情報公開をほとんどしなくてすむ違法ギリギリの資金ファンドを、企業株主から株を借りて売り投資をしておく、詳しい説明ははぶくけど、こうしておくと株価が下がると儲かる。なんと、この仕組みに係わった人は皆儲ける。

 先の市場外取引は、あまり巨額の株式取引が市場で行われると、健全な株価形成に影響を与えるので、株式市場とは別のところで公正な株価形成をするためのルールだが、これを悪用したもの。悪用というか、法的には適法なのだけど、理念からいえば悪用以外の何者でもない。

 これらのスキームはベルシステム21やUFJの時も行われて、個人株主の利益を無視して、皆ウハウハしていたのだ。そういうケースに係わったM&A弁護士やアナリストや、これまでその実態を放置してきた金融庁などが、マスコミで「これは適法です」といって世論を作っている。金融庁は「適法だけど、問題だから改正します」といっている(なんでやねん)。

 話を聞いていると欧米では株式市場と民主主義というのが同じ理念で運用されているように思った。

 日本は急速に、アメリカ型の「自由」を取り入れたが、アメリカが自由を守る為に取り入れている保安官とライフルとジョンウェイン(SEC、司法取引、おとり捜査、民事制裁、利益の吐き出し、業界永久追放)がない。ヨーロッパはもともとそんなに自由にしない。自己株の買い入れだってないし、最低資本金だって高い。 自由あれども守らせる仕組みなしという日本はインサイダー天国だ。

 また教授は、こういう個人や社会の公正を守る為の法律を発案する仕組みが日本にないと指摘していた。省庁からの法案は大臣から法制制度審議会などに下命されてつくられるもの、民間のシンクタンクはほとんど企業のお抱えだ。問題の根は深い。

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3月8日(火)「人に嫌がられる奴」

 東京財団で「憲法改正をどう考えるか~世界平和研究所の憲法改正試案とは」。(財)世界平和研究所 主任研究員の西垣敦子さんより。つまり中曽根試案であり、その中身をまとめたのがこの方。平成3年、東大法学部から通産省キャリアへという経歴の方で、一体どこで憲法案をつくる方向になったのだろうかという、同じような境遇にあり不幸(関心が薄い割りに叩かれる。難しい仕事の割りに報われない)を一身に集めている身としては思うのだけど・・・。

 しかし、中曽根案って一章が天皇ではなくて国民主権になっていて、「おおっ」と思ったのだけど、良く見ると一章の前に一条があって、それが天皇。・・・・・・苦労してるなー。

 何故か、首相公選制を取り下げて、それでも完全に取り下げるのはあれだったのか「各政党は首相候補を掲げて選挙を戦う」みたいな項目があったり、これも工夫の跡があって泣ける。

 突込みどころ満載なのだけども、憲法の話ばかりしてると人に嫌がられるのでこの辺で。

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3月6日(日)「悪意という名の街」

 映画リトル・ダンサー(原題:Billy Eriot)。話の舞台は1974年イギリス炭鉱の町ダーハム。炭鉱夫の次男で11歳のエリオットは何故か男なのにバエレに惹かれ密かに練習していくというストーリーなのだけど、サッチャー時代の炭鉱ストライキとか”厳しい冬”と呼ばれた闘争の様子とか社会的な背景がバックに流れていて、イギリスの労働者階級の生活がモロにでいていて、なんていうか・・・・素晴らしい映画だ。

 音楽が好きなのもあるんだろうけど。なにせのっけからTレックス。警官とスト中の組合員との乱闘シーンではクラッシュの「ロンドン・コーリング」(年代が微妙にズレてるかもしれないが、総毛逆立ち)、ビリーが怖い親父に踊りを禁止されて、それでも踊りだすシーンはJAMの「悪意という名の街」。こんなかっこいいシーンは見たことない。

 最近書いてる、すべての生きとし生けるものの生を輝かすというテーマにぴったりだった。泣ける。

 (最後にバレエのアダム・クーパーがチラッとでている)

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3月5日(土)「創造性」

 ものを書いてたり政策を考えてたりすると「自分に創造力は残っているのだろうか」と常にといっていいぐらい恐怖というか疑問と戦うことになる。本当に人が読んで良かったとか、面白かったとか、為になったとか、人類が積み上げてきた遺産の上に何か付け加えることができるのだろうかと。

 クリエイティブであること、あり続けることは肉体的にも精神的にも凄く疲れる。作家が身も細る思いで文章を書くというのは本当にあると思う。自分でも集中すると痩せる。ゼロから有を生み出すのは苦しい。それでアーティスト達はドラッグに走ったりするんだろうけど、僕の場合は何か素晴らしいものを見たり聞きたくなる。素晴らしい音楽、素晴らしい映画、絵画、舞台・・・。こんなの人間技ではない、なんて凄いんだと圧倒されると闘志が少しわく。

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3月4日(金)「Love Complete」

 昨日書いた監獄法などの改正の関係もあって、議員さん方は朝から東京拘置所へ視察。

 「いざという時のために下見しておくのもいいかもね。『あの南角の日当たりのいい部屋にしてください』とかね」と、しゃれにならない冗談をいいつつお見送り。

 ちなみに、全国の刑務所も議員さんが手分けして視察しているのだが、M議員事務所の秘書の方はスケジュール表に入力するのに

 17:45 終了

 とするところを

 17:45 収容

 と打ってしまったそうだ。

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3月3日(木)「監獄ロック」

 驚くことに97年ぶりの監獄法の改正(制定1908年明治41年)というのが上がっていて、それもあって山本譲司元議員に来ていただいた。

 話を聞いて驚いたことはいっぱいあるのだが、特に、障害者の方が多いという点にはびっくり。

 ・知能テストする受けることのできない受刑者たち-字の読み書きができない以前の問題として、自分が今何処にいて何をしているのかさえ理解できない受刑者もいる。
 ・黒羽刑務所での実感。約50名中、5,6名の受刑者とは日常会話を交わすことすら困難。
 ・日常的に失禁者が後を絶たず、奇声が飛び交う所   (レジメより)

 つまり本当は精神障害で病院での治療(医務刑)などが適当なのに、刑務所に送られているケースが多い。実際、データをみるとIQ70以下の受刑者が約25%いる。つまり4人に一人だ。

 そうした障害をもった受刑者が外に出ると、福祉との繋がりが完全に切れてしまって(刑務所に入った時点で障害者年金の受給がなくなる)福祉・保護との接点がなくなり、誰もケアせず(働くところすらない)再犯にいたるケースが多い。

 レッサーパンダ帽の青年もそう。24歳で逮捕されて福祉との繋がりがきれ、27歳で再逮捕されて出所して2週間であの事件を起こした。出所後の更正などがうまく出来ていればあの女子大生は死なずにすんだかもしれない。

 これに限らず、とにかく日本の制度というのは、保護司のところでも書いたが更正(立ち直り、社会復帰)に対して、非常に手当てが薄い。更生保護施設だって無いに等しい。

 ヨーロッパなんかだと選挙のときに争点になって、例えばドイツではキリスト教民主同盟が政権をとると厳罰化の方向へ、社会民主党が政権をとると更正に力点を置いた罰になるなど、世間をまきこんだ議論になるのに、日本では100年近くほったらかしていたとうことからわかるとおり、こうした問題に関心が薄い。

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3月2日(水)「ベイビー、カムバック」

 先日の「一発屋伝説」に関して、あるファンの方からKANは一発屋ではないとの抗議を受けた。う?ほかヒット曲って何だったっけ?「どんなときも」だっけ?と返信したら

 それは槇原敬之です。KANは「まゆみ」「サンクトペテルブルク」が売れたはずです。

 という答えが返ってきた。「まゆみ」?それはばんばひふみじゃないのか?(それは「サチコ」)いや、長渕剛だっけ?(それは「じゅんこ」)知らんぞ、そんな曲。俺だけが知らんのか。

 確かに一発屋といえば石井明美の「CHA-CHA-CHA」みたいなのがふさわしいのかもしれんが、では「およげたいやきくん」はどうなるのかとか、この問題は根が深いので明日から10回シリーズで詳しく分析しようと思う(嘘です)。

 まあ、二曲三曲とヒットを出すというのは難しいことで、政界だって同じように、ぱっと出てきてぱっと消えていく人も多い。最近、前に選挙で戦ったのは誰?とか聞かれて「M浪健四郎」と答えても、知らない人が多くなってきた。えー、あーそんな人いたかなぁとか。

 あれだけ勢力を誇っていたのに、時の流れとは恐ろしいものだ。

 そんな風に一回二回当選しても消えていく人に一発屋を重ねてしまうのだが、それでも歌や政治以外に一芸のある人は、意外と別の特技を生かしてカムバックできたりする。

 そんな中の一人が元衆議院議員の山本譲司さんではないだろうか。明日は法務部門会議で「行刑施設の処遇に関する問題点」を聞く。山本さんの『獄窓記』は読書家の岡田代表が「去年読んだ中で一番面白い」というだけあって去年ベストセラーになり、最近ではボランティアの合間に講演の依頼など引っ張りだこらしい。

 しかし、人に聞いた話しだけど山本さんの事務所には変わった感じのおじさん秘書さんがいて、新しく新人が入ってくると「お前も菅の寝首を掻きにきたのくわぁぁああ」とよく怒鳴りつけていたらしい。お前も寝首を掻きにきたのかぁっっ て・・・・・一体何なんだろう。

 全然関係ないですが、春からの菅直人先生の法政大学大学院の授業を少しお手伝いすることになりました。 

 そういえば、KANって本名がカンさんなのだろうか。

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3月1日(火)「生きる力」

 (知らなかったのだが)百枡計算で有名な尾道市土堂小学校校長の陰山英男先生を迎えて文部科学部門会議。

 日本の子どもの学力が落ちた落ちたといっているが、一体何のことなのか?実は中位にいた子どもの学力が下位に落ちた。そしてこの問題は単なる教育問題ではないという。

 教育論議が迷走する理由:①事実が認識されていない②批判から入る③対応が対処療法的になる。(納得)

 ここ10年ほどのデータを見ると確かに学力は落ちている。しかし、この学力低下問題の震源地はどこか?

 実は西村和雄の『分数ができない大学生』と上野健爾の『学力が危ない』が元になっている。お気づきの通り、この二人京都大学の先生である。しかも教育学の先生ではない。つまり、学力低下論争は京大の学生を見て論じられたのだ。そして、これは勉強しなくなったのではなく勉強して学力が落ちたことを示している。(納得)

 データをみると落ちているのは学力だけでなく体力も気力(校内暴力の増加など)も落ちている。そしてそれが始まった(増加した)分節点になっているのが、昭和60年前後と平成5~7年。確かにグラフ上では奇妙に一致している。

 陰山氏の説では、実はこれらの年、特に昭和60年に安い東南アジア産のテレビが普及しだした。これが端的に現れているのが紅白の視聴率である。テレビが一人一台の時代に入った為に急激に85年から視聴率が急に落ちた。

 さらに昭和63年にはドラクエⅢの大ヒット(380万本)、レンタルビデオの普及などが追い討ちし、子どもがTV画面の前にいる時間が長くなり、それに比して睡眠時間が減っていく。実際、東京都教育庁の調べで昭和61年に夜10時半以降に眠る少3男子の割合は16.2%だったのが、平成10年には36.2%になっている。


 学力・体力・気力を向上させるポイントは、睡眠・(早起き)・食事・(朝食)・(家庭の団欒)であることがデータから分かった。理由は良く分からないけれども画面はよくないようだ。実は東大京大生が一番よく言われた言葉は「勉強しなさい」ではなく「早く寝なさい」だという。データでも睡眠時間が長くなるほど成績が向上する(ただし9時間以上になると下がる)。

 データを見せられると迫力あるな・・・。


 子どもの為に、TVは二時間以内にして、品目の多い食事をして(品目と成績は正比例する)、朝食をしっかりとって家族でご飯を食べるのがいいらしいです。

 その後、東京財団で「日本のテロリズム対策」神保謙氏、高橋杉雄氏、古賀慶氏。いつもながらうらやむばかりの頭脳の切れ。  

 午後3時から(おっと、ようやく3時になったか。「ニートな午後三時」12月8日参照のこと。しつこい)、ニート対策ワーキングチームの会合。ニートといえば東大の玄田先生とセットでというぐらいお呼びがかかるのがこの方。NPO法人育て上げネット理事長の工藤啓氏。

 これについて書きたいことは色々あるけど、一番驚いたのが育て上げネットでは、ウェッブサイトとかチラシとかは完全にニートの若者を対象とせずにその親をターゲットにしているという話。ニートの若者はPCもっていないし、友達がいないから携帯ももっていないんだそうだ。そうか。

 というかパソコン見れてるってことは皆さんニートじゃないですよ~、良かったですね~(良かったか?)

 そういう意味で役所がやってるニート対策って全然ずれているんだな・・・。

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2月28日(月)「闇」

 某ド・メジャー・サイト(ライブドアじゃないよ)の春の企画で取材を受ける。内容は「新入社員向けての先輩からのメッセージ」。

 新入社員向けての先輩からのメッセージやてぇ?この俺が?  いや、失敗ならいっぱいしているからな・・・・・。

 掲載期間は3/15~4/15らしいです。お楽しみに。

 そのインタビューの中で「選挙に失敗した後、どういうきっかけで立ち直ったのか?」という質問があって、その時は思い出せなかったのだけど、暫く経ってから思い出した。もちろん色々な事があって、その中の一つなのだけど・・・・。


 選挙が終わって、落選して数ヶ月はお世話になった人のところへあいさつ回りを続けるのだが、これが段々嫌になってくる。めんどくさいというのではなくて、支援してくれた人に「惜しかったね」とか言われると、申し訳なくて苦しくなってくる。
 
 段々、敗戦ということも実感を伴って身に降りかかってくる。人前にでると誰かと会うので家に引篭もる。一時は深夜番組を朝まで見て、昼間眠る生活をしていた。当然、前の選挙のことを振り返る。悔しい。バカだった。ああすればよかった。こうすればよかった。あの人がやってくれなかった。あの人が裏切った。この人はどうだった。・・・・

 人の事を非難できれば気分は一時楽になる。でも状況は改善しない。

 そんな時何だかの本で柔道の古賀の話を読んだ。古賀がオリンピックか何かの重要な大会で負けて、その後荒れて、成績も落ち込んでいった。しかし、ある時、自分が負けたときのビデオを見ていたら、古賀が試合で負けた時、観客席で見ていた母親が立ち上がって回りの観客に頭を下げて礼をしだした所が写っていた。

 それを見て古賀は、「俺は自分だけが戦っていると思っていた。俺は自分だけが苦しいと思っていた。だがそれは間違いだった。母親だって戦っていたし(だから回りに頭を下げた)、観客だって同じように戦ってくれていたのだ。俺は誤っていた」と気付いたという。

 これを読んだとき、「なんや、俺のことやないか。そのままやないか」と思った。出来れば目を背け、読まなかったことにして、回りを非難した、自堕落な考えや生活に戻りたかった。

 自分ひとりで戦ってきたわけじゃない。自分ひとりが苦しいわけではない。そう気付いた時から状況は好転していく。


 人は一人で生きているのではないと気付かない人生は闇である。

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2月27日(日)「国会見学」

 日曜日だが後援会の人の国会見学がありスーツを着ていく。個人的には土日の国会見学は始めて。

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2月26日(土)「生クリントン」

 今日はホテルオークラでビル・クリントン前米大統領の講演会。ビル・クリントンといえば僕がイギリスに留学する少し前にLSEでも講演したが、その時は9.11テロから1年余りということもあり、安全の為に広いホールにクリントン一人で座ってしゃべり、学生は他の部屋で映像を通して見ていたそうだ。それから考えると生クリを見れるというのはすごい。

 7時からの講演で開場は5時半。いい席を取りたくてとりあえず2時に会場にいくとまだ前の催し物をやっていたので安心して5時に行くと既に長蛇の列。早速並ぶ。まるでロックスターを楽屋で待つファンみたいなもの。

 30分遅れてクリントン登場。思っていたより数段カッコいい。長身でやせてますますハンサムだし、何より登場した時に人目をひく華がある。

 講演は船橋洋一氏が一問一答のような形で質問されることに答えていくというもの。机の上に水と共にダイエット・コークが置いてあったのがコーラ好きのクリントンらしい。やっぱり講演の契約書には「講演時にはダイエット・コーク一缶用意すること」とか契約書に書かれてあるのだろうか。水もコークも両方全部のんでいた。
 
 声はしわがれ声で、話し方もシンプル。一昨日のキノックのようなユーモアとかしゃべりの天才っぽい雰囲気は感じられない。しかし、話を聞いていてヒラリーが「共感の天才」と呼んだ(しかし「すぐ忘れる」という説もある)彼の個性・良い点がまざまざと感じられた。

 最後に三人の学生が質問し、上智大の女性が質問した「人々との人間関係をどう考えているか?」という質問に対して

 「私は著書の一ページ目にも書いたが『友人達の支援によって選ばれた』唯一の大統領だ。ニューハンプシャーの予備選の時に敵陣営やマスコミから大叩きに叩かれ窮地に陥っていた時に、救ってくれたのは私の中学・高校時代の友人、アーカンソーの友人達だ。一番の親友は共和党員で私の党の仲間でもない。しかし、アーカンソーからニューハンプシャーまでずっと車を運転して応援に駆けつけてくれた。友人達がニューハンプシャーの家のドアを一軒一軒ノックして歩いてくれなかったら、私は大統領にはなっていない。

 皆、人の事をカテゴリーで捉えようとする。それが問題なんだ。黒人・白人、若い人・年取った人、会社に勤めている人・農業をやっている人・・・・。それらは人々を枠にはめてしまうことだ。その人の本質的なものを見逃してしまう。そういう考え方をすると友達をなくしてしまう」

 と答えていたのが、よく彼の考え方をあらわしている。

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2月25日(金)「社会の底」

 前日の話になるが法務部門会議で保護監察官、保護司の方から「性犯罪・少年非行の現場の状況について」ヒヤリング。

 保護司は犯罪を犯した人の更正保護の為に、定期的に面談したり報告書を書いたりする非常勤の一般職の公務員。といっても給与はゼロ。完全なボランティアベースである。それで難しい犯罪を犯した少年や大人をケアしていくのだから大変だ。しかも平成11年に定年制が導入されてから、人数は減り続け5万人を切り補充もままならない。社会的にもやって行きにくい状況で以前は犯罪少年の為に、知り合いの経営者に頼んで就職を見つけてあげたりしていたのだが、最近では協力してくれる雇用主も少なく大変だとおっしゃっていた。そもそも、社会保障に関係する民生委員にくらべて、犯罪に関係する保護司は地域社会の理解が低い。

 個別のケースを聞いてると本当に涙ぐましくて、よくこれだけのことを無償でされてるなと思う。というか、驚いたのだが保護司をサポートするプロとしての公務員である保護監察官は全国で630人しかいず、一人当たり130人ぐらいのケースを抱えていて、保護司が相談しようにも忙しくて中々相談もできないような状態なのだという。

 犯罪を犯す人も非情に複雑化していて、性犯罪のケースなど心の病が係わっていて(61歳の男性が6歳の幼女に猥褻行為をしたケースなどがある)、専門家でなくてはなかなか対応できないのじゃないかと思うんだけど、それを考えると改めて日本の更生保護の対応の薄さに驚く。

 はっきり言って、犯罪を起こす人は再犯が多くて数は限られている。街角ごとに警官を配置するより、それらの人を助けて更正してもらったほうがよっぽど本人の為にもなるし、社会も安全ではないか。

 無給で頼んでいる保護司の方や数少ない保護監察官など、こんなに数少ない人の善意だけに頼り、政治も含めて地域社会が理解しなければ、いつか社会の底が抜けてしまう。

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