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12月31日(金)「Light my fire」

 いよいよ大晦日。クリスマス前後から大晦日・正月までの展開というのは、毎年のことだけど、早いですね。

 東京は予想通り大荒れの天で。昼過ぎから一昨日に負けないくらいの雪が降る。今年は実家に帰らずに東京で年越しをするからいいんだけど、今日移動する人は大変だろう。一方、憲法本の山形合宿は僕が中途半端に書いた原稿のせいで、何だか分からないけれどえらいことになっているようで心配だ。


 今年を振り返って、1年前ロンドンから帰ってきてようやくすべてが整備されたというか、いい人達との出会いもあったし非常に充実した年でした。来年はさらにこれを発展させ、欲を言うなら最近活動が地味なので、ハートに火をつけてドカーンとしたことをやりたいです。

 皆様、本当に一年間ありがとうございました。

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12月30日(木)「Shock me」

 昨日夕方から、大雪の東京で女性敏腕編集者と打ち合わせ。憲法本のプロジェクトとは関係のない方なのだが、個人的にアドバイスをお願いした。話してみて、これまでの本は一緒になって本のタイトルを考えてくれたり読者の立場から見てアドバイスをくれたりするタイプの編集者がいなかったのでびっくりした。これほど凄いのかと。一々指摘されることが的を得ている。


 自分でかなり客観的に見ているつもりでも、自分の文章であり、自分の頭に入っていることだから読者が読んで分かりやすいとか面白いとは限らない。そこで編集者というかプロデューサーが要る。


 そういえばキッスもボブ・エリツィンという名プロデューサーが「Destroyer(地獄の軍団)」というアルバムを作って大ブレイクしたし、U2だってブライアン・イーノになって世界一のカルト・バンドから世界一のロックバンドになった(「ヨシュア・ツリー」)。もっと言えばビートルズだって、普通に演奏してれば、はっきりいって普通のバンドだが、これがジョージ・マーティンという元飛行気乗りのクラシック専門のプロデューサー(とエンジニアのジェフ・エマリック)と組むとあの魔法のようなビートルズ・サウンドになる。不思議なものだ。


 故松田優作がARBの石橋凌によく言っていたそうであるが、「日本にはプロデューサーがいない。だから自分でこつこつと積み上げていくしかない」。

 アメリカで言えば、ジョン・ハモンドみたいな大金持ちでCBSの重役で音楽的センスのある人物が、ベニーグッドマンやらチャーリー・クリスチャンやらアレサフランクリンやらボブ・ディランやらブルース・スプリングスティーンを見出して育てたみたいな、映画界で今スピルバーグが担っているような役割をする人があまり日本には居ない。


 セルフ・プロデュースで、自分で見せ方からお金の手当てから何でもやってしまうと結構疲れてしまう。松田優作みたいな才能のある俳優だって、世界的に認められたのは没する直前のブラック・レインだったりする。そういえば、大阪13区でやっていた岡本準一郎がHPで「つんくのようなプロデューサー募集!」とやっていたが、政治の世界にはもっとプロデューサーがいない。

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12月29日(水)「White Snow」

朝から東京は珍しく雪。通常通り、議員会館に来て見ると(通常の入り口が)閉館している。「なんだ、昨日で終わりか。それで昨日あんなに年末の挨拶に来たんだな」とようやく納得(お間抜け)。

 自殺や死についての調べものをする。そもそも発端は、日本では平成10年辺りから自殺者が、それまでの平均の2万人を突破して3万4千人程度になっているのだが、平均を超えた分の1万4千人というのは政策の失敗で生み出されたものではないかという考えだ。

 しかし、始めたのはいいけど「死」というテーマは深くて重くて、デュルケームの『自殺論』なんて読むと、昔から社会的自殺と私的な自殺の区別ってちゃんと行われていたり、研究の積み上げが結構ある。哲学なんかも、言ってしまえば「『死』をどう考えるか」がテーマみたいなところがあって、調べだすとキリが無い。

 宗教にとっての「死」も幅広い。面白いのは哲学者の梅原猛や宗教界の人が脳死を考える諮問委員会の時に、「脳死は人の死であるということは学問的に証明できない」として、連盟で意見書まで出していることだ。人間は壊れたらどこかを取り替えられる機械(日本の医学界が立っているデカルトの人間機械論)ではなく、有機体だという。梅原は、仏教が日本に持ち込んだ思想で大きなものは二つあって、一つは「平等」でもう一つは「自利利他」の思想だという。そうすると死は誰にでも訪れるんだから、財力や機会によって臓器移植を受けられたり受けられなかったりするのはおかしいのではないかと。

 個人的に雪が降ってるのを見るのが好きで、それはその時だけ(世の中は平等ではないが)世界が平等に思えるからだ。

 どんな人の上にも白い雪は降り積もる。

 どんな金持ちだろうが、地位があろうが、コネがあろうが、死は平等に訪れる。

 
 しかし、タイなどの津波の被害で多くの人が亡くなって、海岸に打ち上げられていたり、共同の穴に埋葬されていたりするのを見ると、一体、「生」と「死」というのはなんなのだろうかと思う。


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12月28日(火)「締め?」

 年末の挨拶の人が来られる。回りの事務所では大掃除。

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12月27日(月)「スマトラ地震」

 スマトラ島沖の地震・大津波でえらいことになってるなと思っていたら、関係者が一人その方面に行っていることが分かり大慌て。

 色々手を尽くすが、外務省に問い合わせても殺気立ってて、そりゃそうだろうなと。日本中で色んな人が探しているんだろうから。

 結局、消息を探している時に先方から連絡が入り一安心。しかし、今も知り合いの消息がつかめず心配している人がいると思うと、良かったとばかりもいってられない。

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12月26日(日)「人間標本」

 原稿など。

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12月25日(土)「ホリエモンとKさん」

 昨夜、遅くにマスコミ関係の人が中心のハッピー・シングルス・パーティーというはっきりいって負け犬の遠吠えのようなヤケクソのパーティーに出席。予定の時間(それ自体かなり遅い)を1時間遅れて行ったのに、誰も来てない。さすがマスコミ関係者・・・・。

 途中で何故か、都庁にお勤めのKさんとホリエモン(堀江貴文ライブドア社長)の話題に。さすがマスコミ、「お前ら友達かっ」と言いたくなるぐらい(ホリエモンは高校・大学同級生の役所の人がいた)良くいろんな情報をお持ちで・・・・。堀江社長の大学時代の写真を見て、「なんだ、黒Tシャツ着てないじゃないか」と言ってたのには笑った。しかし、Kさんの銀行員時代のあだ名が「ブキミ」だとかやっぱり書けんな・・・。

 早々に退席。

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12月24日(金)「リバー」

 政府予算案の確定を待って残業。野党だからあんまり関係ないといえば関係ないんだけど、地元サービスの一環で資料づくりなど。

 クリスマスといえばアリーmyラブで毎年クリスマスになるとアリーが不安定になって騒動が起こるのをみて、キリスト教国人にとっていかに大変なイベントなのかと思いました。そういえば、チャリティーの広告でクリスマスの飾りが写っている窓の部屋の中に老婆が一人でいるものがあったが、こういうクリスマスなのに家族もいなくて一人ぼっちというのが、欧米人にはメチャクチャこたえるんだそうである。どちらかというと日本の正月に近い感覚か。

 アリーのクリスマス関連編の中で、一番好きなのがロバート・ダウニーJr扮するラリー・ポールがクリスマスにシカゴに離れ離れになっている息子のことを思い出してブルーになって歌うジョニ・ミッチェルのリバー。元歌を聞きかえしてみたけどやっぱり素晴らしい。


 町ではクリスマス、もみの木を切り倒したり、喜びの歌を歌ったり、バカみたいな騒ぎ
 もし川があったなら、その上をスケートで滑ってどこかへいってしまうのに

 ここには雪もないし、緑のまま。もしお金がいっぱいあったら、こんなバカげたことをやめてしまいたい
 もし川があったなら、スケートで滑ってどこかへいってしまうのに

 僕はあの娘を泣かしてしまった

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12月23日(祝)「予算」

 祝日だが、明日の予算決定に備えて議員会館は特別開館。

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12月22日(水)「動乱-野獣を野に放て」

 実家を出て東京に帰る間際に、高石市長、辞表提出。野党多数で議会運営が行き詰っていたのだが、消防法の特例の問題か何かで対立が爆発したらしい。辞職となると50日以内に選挙だ。年末年始にえらいこっちゃ。

 新幹線に乗ってると、長野でも田中知事と議会が何か対立した様子(いつも対立しているが)。前日、徹夜議会で、教育委員の再任否決、知事が拒否している越県合併が議員提案で可決したようだ。

 いよいよあちこちで動乱か。

 更にニュース、菅直人前代表が法政大大学院で客員教授として教壇に立つことに。半年で全12回。テーマは「国民主権論」。この話は実は以前から知っていたがとうとう出たかという感じ。

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12月21日(火)「美と祈り」

 京都。両本願寺など見学。「美」と「祈り」とか書いてる割に、実物を見たこと無いのもまずいですし。工事中の巨大な本堂に圧倒される。親鸞が日本の先人としては唯一、聖徳太子を尊敬していたとは。

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12月20日(月)「マジック」

 兵庫。原稿の最後に集中して書いた為か、肩が凝っていることを気付かないぐらい凝ってた。どうしても最後のマジックというか、思わず引き込まれるような表現とか、素晴らしいアイディアとかはトランス状態に近い集中状態でないと生まれてこないものなのです。

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12月19日(日)「Home bound」

 昨日、憲法の第一稿をだして、そのまま大阪へに帰る。

 新幹線を降りた時の湿気で、ああ大阪に帰ってきたなと感じる(内海の影響かやっぱり湿気が多いのです)。

 久しぶりで、疲れが出たのか午後中起こされても眠り続ける。夕方出かける。大阪も随分変わっている。

道頓堀にサイドウォークができてやがんの

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12月18日(土)「涙のパーティー」

 昨日ネタで恐縮ですが・・・・。どうしても書きたいことがあるので。

 昨日の秘書会クリスマスパーティー、なんと僕のホームページの20万件目を取ったのが秘書の大先輩でいつも指導いただいている渡辺さんでした。証拠の印刷したページもあるのですが、記念品は・・・・無し。


 その後、なぜか借り物競争で優勝してしまったり(何でやねん)しながら、後半、色んな議員さんからのチャリティーオークションがあった。岡田代表、川端幹事長ともども出品物はなぜかカエル(岡田代表は趣味がカエルの置物集め)。「なんで皆カエルやねん。どないなっとんねん、この党は」とブツブツいったたのだが、いよいよ最後の岡田代表の供出物、カエルのぬいぐるみと愛ちゃんのサイン入り帽子に。

 一万円!一万五千円!一万7千円!と競りあがっていく中、突如、隣に居た泉健太事務所の前田さんがハッスル。「石田さん、二人で一万円ずつ出して分けあいませんか!」というやいなや「二万円!」の掛け声。

 というわけで、愛ちゃん帽子とカエルぬいさんを二万円で共同落札することになってしまった。

 皆は「あの愛ちゃん帽子は1万円では買えないよなー、価値あるよなー」とか言ってるのだが、僕のカエルは「これ、私だったら200円でも買わないわ」とか言われる始末。

 超珍しいカエルコレクションをもっている岡田代表の品だからどこか違うのじゃないかと調べたが、羽が付いてる他はかわった所もなし。岡田代表のサインが入っているわけでも無く、この年末にケロちゃんかかえて、どうしろっていうんじゃい!!!ほんじょぉ(岡田代表の政策秘書)こら、代表のサインぐらいもらってこい!!

 ま、チャリティで困っている新潟の人のところへいくんだからいいのか・・・・(涙)。

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12月17日(金)「対話だった!」

 安倍フェローシップ・コロキアムのセミナーというものがあるのを教えてもらい話を聞きにいく。講師は山口 一男 シカゴ大学社会学部教授で結構有名な人なのだそうである。テーマは「少子化対策を考える:夫、職場、政府、社会の役割とは」

  その筋(どの筋だ)では話題になっているようで、楽しみにしていた。結論的には育児休暇制度の有無が重要、夫婦の役割分担の重要性も高い。これは、解説すると妻一人で子育てをしなければならない家庭は女性が子どもを持ちたくてももてないとなるので、夫婦の家事分担とか子育てに対する取り組み、つまり「夫婦の対話が全然ない」ということが問題だという。

 晩婚化と非婚化の影響は過去は説明できても将来は説明できないと論文で名指しで反論されていた国立人口問題研究所の岩澤さんがお隣に座っていて、「でも山口先生の研究結果ってあたりまえのことばかりじゃないですか?」とか言ってたら「やはり、国のお金をつかって政策を行うんだから、当然かなと思うことでもちゃんと知らべないといけないんです。社会科学の分野なんて皆、当然と思うことを調べるのですよ」と厳しくご指導いただき、恐縮。

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12月16日(木)「EU」

 夜、EU駐日代表部のパーティー。最近、昨日書いたように、EU憲法研究はもちろん市民権の拡張(EUシチズンシップ)についても調べだしているので、非常にお世話になりつつある。省庁の方や衆参議院の職員の方、政党の方などがこられて盛大だった。さすがヨーロッパというか、いきなりモエとかのシャンパンをガンガン注がれて酔い酔い。

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12月15日(水)「無くした1/2」

 大学院をサボってNIRAセミナー。今日はグループに分かれてのケーススタディ一回目。各自が出した研究計画書を発表して、先生にコメントをいただく。これははっきりいって、面白かったというか為になった。僕のグループは「多文化時代の共生社会」ということで東京都立大の丹野先生が指導なのだが、丹野先生って実地の調査をよくやってられるし、よく歴史もしってられるし、コメントもズバリとして非常に役立った。

 僕のテーマはちょっと大きすぎたので、「これをやると博士論文のテーマになってしまうので、この部分にフォーカスしたらどうか」というアドバイスを頂く。修士論文のとかで一番まずいのはこれで、何でもやってしまおうとテーマを大きく取りすぎる事だ。これが中々自分では絞れないものなのだ。

 「問題を定義できれば問題の半分は解決できる」とはよく言われたもので、実際の政策づくりにしても切実にそのように感じます。

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12月14日(火)「真夜中のドア」

 シンガーの松原みきさんは亡くなられていたんですね。大学生の公太郎くんや祐二くんには「あのギャグ全然わからないですよ」と丸っきり無視されていたのですが、何人かの方に教えていただきました。ありがとうございました。「真夜中のドア」とかいい曲だったのに。ご冥福を祈ります。


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12月13日(月)「表と裏」

 議員会館裏に何台もTV中継車がズラリ。一体なんだろうとおもっていたら、北朝鮮関連の集会の取材だった。「経済制裁か否か」で揉めているようだけど、この話題ほどマスコミ/政治家(世間?)の表と裏が違う話もないように思うので書いていいかな(やっぱりまずいか)。

 北朝鮮の対応が不誠実なのは問題だが、経済制裁なんかして北が崩壊したらエライことになるのを知ってるくせに、「制裁だ、制裁だ」と強気なことを言う。キムジョンウィルを政権から追い払うのは簡単だが、そんなことをしたら難民は韓国・日本に来るわ、経済援助はせねばならなくなるわでメチャクチャなことになる。そもそも、韓国-北朝鮮って西ドイツが東ドイツを合併したどころの条件じゃないからね。あの時は西ドイツは黒字で困ってたぐらいだし、東ドイツも「東(共産圏)の優等生」と呼ばれるぐらい(まだ)経済がよかったのだ。一人当たりGDPが10000ドル台の韓国が北を合併(あるいは日本が援助)なんてできるわけない。だから六カ国協議で、関係国みんなが、変な話だけど北を現状のまま持たせようとしている。

 それがわかってて、TVとかになると強気でいかないといけない政治家というのは、ある意味辛い職業だ。

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12月12日(日)「恋のポイズン・アロー」

 少年犯罪のマニフェスト中間報告案では、これは民主党飲めるかな?でもおそらく多分効果があるぞ、という毒矢を3つ、いや5つほど入れておいたんだけど、「まあ中間報告だから」とあっさりと流され、「おょょ」という感じだったのだけど、意外とこういう組織って「あのときの報告書ではこうなっている」とか「マニフェストでこう言っている」とか(これは本当によくあるケース)で、既成事実が積み重なるということもあるので今後の展開を見守りたい。というか、それしかできない。この辺りは議員ではないのでどうしようもない。僕の立場では限界があるのだ。

 そのポイズン・アローとは
 ①少年犯罪の実名報道(但し条件付で)
 ②ティーン・コート(十代裁判)
 ③元犯罪者を兄貴分として雇う

 などだ。①については「えっ」と思うのだが、実名報道が少年の更正に妨げになるということは、凶悪事件に限ってはアメリカの例で言うとあまり無いらしい。犯罪者が更正するかどうかは、自分の犯した罪を後悔するかどうかという点が重要で、その為には公開した方がいいという意見さえある。もちろん軽い万引きとかで公表すると地域に溶け込めなくなるので、重大な犯罪に限って、さらに裁判所の許可をとってからとかでいいが、公開を考えてもいいのではないか。

 犯罪の防止という観点からも、刑罰の下限が2年から3年になったとかそんなことより、「今度から名前がでるらしいぜ」という方が効果があるのではないだろうか。親兄弟に迷惑がかかるということも本人にとっての抑止力になりうるし、親も「名前がでるんだからそんなことやめてくれ」と抑止力になる。

 大体、長崎の小六少女刺殺事件をみても、ころされた被害者の方は実名で家族も含めて書かれ放題なのに、加害者だけ保護されるというのも(容疑者の段階ではもちろんいいが)腑に落ちないところがあるのではないか。さらに今では規制してもインターネットで名前も顔写真も出回ってるし・・・・。

 ②のテーン・コートというのはアメリカで行われている十代の軽い犯罪(万引きなど)を十代が裁くというもの、勿論大人の裁判官も一人はいるのだが、後は高校生とかが陪審員の形式で行う。再犯率は3分の一になるらしい。NEETのところでも聞いたんだけど、なぜか同年代が同年代に向き合うといい結果がでるらしい。何故かは分からないが。日本でも裁判員制度が始まるんだから、効果が上がっているものは取り入れたらいいのではないか。

 ③ 犯罪に走りがちな少年には、それ相応の気配りというかケアをする人が必要だ。ギャングから足をあらったような人物ならそれはうってつけで、悪事に走りそうになる少年をケアしていくことができるだろう。それに犯罪を犯した人も再就職が無いと困るだろうし、本当に更正した人物なら、そこで後輩の少年達の指導にあたってもらうのはいいのではないか。

  神奈川県平塚市や新潟市などの取り組みは結構効果を挙げていて評判なのだけど、それも聞くとやっぱり「近所の怖いおやじ」とか「兄貴」がちゃんと少年に声かけて、道を踏み外さないようにしているように思う。怖い兄貴とか近所の親父っているのはやっぱり必要なのでは。

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12月11日(土)「星影のステラ」

 竹崎孜常盤大学教授の話。スウェーデンでは1998年に1.5まで落ち込んでいた出生率が2004年末に1.75まで回復、ベビーブームなんだという。この理由は政府が発表しているのでは、最大の理由は景気の波をかぶったということらしい。景気も悪いし、雇用も不安定だから子どもを持つのはしばらく控えようかという意識が働いたという。こうアッサリ言われるとなんとも言いようがないんだけど、日本みたいに他の悪影響を及ぼす原因があまりないので、こうアッサリといえるんだろうか。

 スェーデンでは子ども六歳未満の母親の就労率が80%、育児休暇中の母親も含んでいるので実は90%ぐらいが働いていて、働くのが当然という社会意識なのだそうだ。そうはいっても「専業主婦も悪くないよね・・・」という気持ちもあるようで、中々複雑ではあるらしい。

 子育ての環境としては、出産費用がまず全部タダ。権利ス妊産婦保健所と県立児童保育所が地区ごとにあって、利用は無料。99%の人はこの施設を利用する。そこにはデンとベテラン保健婦さんが座っていて、子育ての相談にのっている。これのいい所は情報が錯綜しないところで、スウェーデンには子育てのノウハウ本がほとんどないそうだ。余計な「あれがいい、これがいい」という情報に惑わされずに子育てができるので、育児ノイローゼも無し。

 子どもに関するカルテはそのまま小学校に引き継がれるので、幼時のときからの情報が伝わる。場所はショッピングセンターの近所みたいな、お母さんがやっぱり行きやすいところにあるらしい。

 強力なのは育児休暇制度、全長480日、うち父親に60日強制。390日間の80%の所得保障。子どもが病気になった時の看護休暇は子どもが12歳以下で年間60日(父)+60日(母)。なんだかこの休暇を父親が喜んで取っていて鹿撃ちのシーズンになると子どもが病気になる父親が続出するという噂もあるのだが、まあいいじゃん、というのが社会の認識らしい。その他、出産の時の父親休暇10日とか休暇を取ったことが年金に響かない制度とか16歳までの教育手当てとか色々充実している。

 児童手当は子ども一人につき月1万5千円ぐらいで、三人目からは割り増しがある。これには所得制限がなく、どんなお金持ちでももらえる。日本の所得保障みたいな考え方とは一線を画し、それは社会は子どもに対して平等に扱うという根拠になっていて、政策というのは思想を表すものだなと改めて思う。

 この他、プレスクール(旧保育施設)や学校教育の費用(基本的にすべてタダ)など、全体的に社会全体で子どもを大事にしよう、育てようという意識がすべてに感じられる。

 こういう子どもに対する社会全体の価値観の転換というものが重要ではないかと思いましたね。

 お年寄りに対する政策は日本は結構充実してるんだけど、子どもに関しては駅構内みたいな環境の悪い所での預かり施設(荷物か・・・)の設置に始まって、教育、年金、財政に至るまで、とにかく虐げてる。こんなに虐げてると、社会全体は子どもから復讐されてもしかたがない。スェーデンでは成人したら両親と別れて暮らすのが普通だが、子どもに良くした両親のところには子どもも良く通ってきて、良好な関係を築いている割合が多いらしい。

 そういえば、昨日のクラーク学長、敬虔なモルモン教徒でいらっしゃるようで(なるほど)、モルモン教といえばかなり右派であり、懇談会の後、党のスタッフがブッシュ再選についてどう思うか訊ねたら、「え、どうしてそんなことを聞くのですか?当然じゃないですか」というようなお答えだったらしい・・・・・・・・・・。

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12月10日(金)「マネー・アンド・チルドレン」

 朝8時から党本部でハーバード大学経営大学院キム・クラーク学長を囲む朝食懇談会。テーマは「成功するリーダーとしての資質/仕事と人生での成功の法則」というもの。ハーバード・ビジネススクールの学長だから絶対、「人生で成功するコツはなぁ、回りの奴を出し抜いて、裏切って、利用して、少しでも儲けるのさベイビー」とか言ってくれるのだと思ってたら(ハーバードMBAの皆さんごめんなさい)「人生で一番大切なものは『誠実さIntegrity』で正しい価値観を伝えら得れるリーダーは組織の潜在能力を引き出すことができる」とか「子どもに十分な時間を与えられなかったら、家族に対して不誠実なら、従業員はリーダーのことを信用しない」とか「家庭で失敗したらビジネスで成功しても、その失敗を補うことはできない。これは毎年900名の卒業生と家族に卒業式で言う言葉だ」とか全然違った話だったなぁ。

 アメリカのビジネス界も汚職やら会計虚偽報告やら、いろんな倫理観の欠如が表面化したので、やっぱりこういうことをちゃんと言わなければならない風潮になってきたのだろうか。それでも、ハーバード・ビジネススクールの学長がこういう倫理の話をするというのにはちょっと感銘したね。


 少し時間を空けて次世代育成PT(プロジェクトチーム)要は少子化対策PT。スウェーデンの状況に詳しい竹崎孜常盤大学教授に来ていただく。

 これはなかなか示唆に富む話しなので、明日か明後日に追加して書きます。

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12月9日(木)「今一番ノッてる男、遠藤」

 しまった。最近充実しているからか、一日あけると何を書こうとしていたのか忘れる・・・・。タイトルだけは覚えているのだが、一体何なんだこりゃ。


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12月8日(水)「NEETな午後3時」

 人権・消費者問題調査会で、サリル・シェティ、国連ミレニアム開発目標キャンペーン局長よりヒヤリング。

 国連では2000年9月に21世紀の国際社会の目標として国連ミレニアム宣言を採択した。それは21世紀の国連の役割を宣言したもので、平和と安全,開発と貧困,環境保護,人権とグッド-ガバナンス(良い統治),弱者保護,アフリカの特別なニーズへの対応,国連の強化などを課題として掲げている。それに付随して国連はミレニアム開発目標を掲げ、2015年までに1日1ドル未満で生活する人の人口比率を半減させる、2015年までに安全な飲料水を継続的に利用できない人々の割合を半減するなどの具体的な8目標18ターゲットを課している(詳しくはこちらを見てちょ→UNDPのページ ミレニアムキャンペーンのページ(英語))

  1億2千万人の子どもが教育を受けられず、毎日3万人が死に(多くは子ども)、年に50万人の女性が死亡、世界の6分の1の人口が次の食事にありつけるかどうかもわからない状態に置かれている。これらを解決する為の費用は2015年までに1000億ドルあればいい。去年、世界で戦争や武器のために使われたお金は9000億ドル。決して捻出が難しい金額ではない。

 しかし各国政府、特に先進国の動きは鈍い。その中でも日本は中間報告もださず消極的な姿勢をとり続けている。もちろん、例えば援助額をGDPの0.2~0.3%を0.7%に上げるというのは、不況の日本にとって抵抗のある政策かもしれないが、日本の経済規模からすれば大きな問題ではなく、政治的決断の問題である、さらにいえばこれが実現できないのは世論の差である、という。それに比較して、イギリスは2015年までまたずに2005年に0.39という中間目標を設定するし、フランス、スペインなどは中間報告をだすなど積極的な姿勢だ。
 
 イギリスなどは、実は前の多重債務国の債務取り消し運動ジュビリー2000の時から実績があって、特に政府と人々を動かした原動力になったのは教会の力だ。実は宗教に関しても原稿を書いていたので、ふと日本での市民の活力が弱いのは宗教の力の差でもあるのではないかと思った。

 2005年、全世界的に2つの行動が計画されている。一つはG8の会議の一週間前、もう一つは国連でミレニアム宣言が討議される会議が開かれる一週間前に世界の各国で白いバンドを腕につける、あるいは何か白いものを体につけて世論の喚起を促そうという計画だ。先進国でも、例えばイギリスではセントポール寺院を白い帯で巻いてしまう、アメリカでは自由の女神の腕に白い布を巻くイベントが予定されている。この時、日本の宗教界はどう反応するのか。本願寺は、高野山は、延暦寺は?その姿を白い布で覆うのだろうか。


 午後3時からではなかったのだが(このギャグほとんど通じないだろうな・・・。昔松原みきという通好みの女性シンガーが歌っていたのが「ニートな午後3時」)ニート対策検討プロジェクトチーム会合。ニートといえばこの人(らしい)東京大学社会科学研究所の玄田有史助教授に来ていただく。ニートというのはNot in Education, Empolyment,or Trainingの略で、働きも学びもしない若者を指す。

 当初、働きも学びもせん無気力な奴のことか、ええ身分やなと思っていたのだが、話を聞くと随分違う。

 NEETの若者は働く気がないのではなく、働けない、まじめすぎるのだという。最近の大学生は非常にまじめに勉強する。入学した直後から、英語、資格、授業とこの就職難を乗り切るためにありとあらゆるスキルをつけようとする。

 しかし、それでもダメだった場合、「こんなに準備したのにダメなのか」「もう社会に必要とされてないんではないだろうか」とNEET化する。

 NEETはパラサイトではない。皆親がいつまでもいるとは思ってなくどちらかというと経済的に豊かでない家庭が多い。しかし、セルフ・コンフィデンスを失ってしまったら、働けない、人とコミュニケーションをとるのが重荷になる。若者の「いっぱいいっぱい」と言う言葉はその表れだ。社会経験に穴が開いていて、人に「ありがとう」ということがしんどい。社会は「やりたいことを見つけろ」というやりたいこと症候群だが、やりたいことなんてそう簡単にみつかるものでもない。世間はオンリー・ワンになれ、即戦力になれ、コミュニケーション・スキルを磨け、と言う。「無理だよ」逆に焦りが強すぎて働けなくなってしまう。いい加減さが足りないのだ。

 話し聞いていてこの前の少年犯罪に対して感じたと同じように、あ、これは自分もなっていたかもしれないとマジに思った。こりゃ、苦しいだろうと。

 世間では誤解も随分あるし、政府の実態把握も、当然ながら対策もまだまだだ。しかし、中学時代とかまっすぐ家に帰って部屋でラジオやレコードばかり聞いていた不安定な自分を思い出すと、上の途上国への援助の問題にしてもそうだけど、誰かを助けたいなんていう偉そうなことではなくて、もしかしたらそこにいたかもしれない自分を助ける為に、何かをしたいと心から思う。


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12月7日(火)「音」

 ipodのヘッドホンが見当たらないので、ソニーのMDのヘッドホンをつないでみたら、いきなり音がよくなった。前にipodは音が良くないと書いたのだが、実はヘッドホンの性能が良くないのだろう。余り知られてないけど(よく考えたら当たり前)、音の出る電子機器は最終出口のスピーカーとかヘッドホンとかが一番重要だ。先日、PC用にソニーのSRSZ31という新製品を買ったのだけど、形は前と同じで値段も一緒なのだけど随分音がよかったなぁ。

 何か重要なことを書こうと思ってたのですが一日経って忘れてしまい、音楽ネタで誤魔化してしましました・・・・。


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12月6日(月)「Love for Sale」

 民主党秘書会の勉強会で、今日は予算編成についてだというのが回ってきたので出席。例の本の執筆で、予算というか経済財政諮問会議の評価について書こうとして苦労していたので、何かヒントが見つかればというすがる思い。

 橋本行政改革よ小泉内閣の予算編成における目玉は経済財政諮問会議の活用なんだけど、これがまだ評価が定まっていないというか、資料もあまりでてこないし、学者の研究もほとんどない。日本の予算や改革のキーポイントなのにね。だから大変だ。

 前半は衆議院調査部の方から聞く。やっぱり出席しただけのことはあって、ヒントを掴んで満足。

 後半は参議院議員の佐藤雄平先生から「予算編成において秘書に望むこと」というテーマでお話を聞く。佐藤先生は渡部恒三先生の秘書を30年近く勤められて、7年前の参議院選で初当選された方です。

 ということで、話しの内容が20年前の、しかも与党の秘書の仕事の話で、内々には「これ予算編成の話じゃないやん」と当惑も広がっていたのだが、個人的には(予算編成とは離れた観点で)大爆笑、面白かった。

 というのは数十年前の秘書の姿と言うのが分かって、逆に何故僕がそういう昔の秘書のイメージを持っている人から(一部)非難されるのかが分かったと。

 昔の秘書の仕事と言うのは、

 春:①予算が採決される少し前に箇所付けという、何処の場所の道路や崖や橋に予算が付くのかがわかるのだが、それをいち早く役所から教えてもらって、関係者に知らせるのが役目。同じ自民党の選挙区の先生の中で誰の葉書が一番先に付くかで、誰が大物なのかという印象を持つので、速さは死活問題。選挙区に秘書が葉書の束を抱えて投函しにいくというのが裏技。

 ②修学旅行は大票田。国会見学には代議士の紹介が必要だが、その紹介議員になる為に、秘書は学校を回って営業活動する。

 夏:コメの食管制度があったので、「米価夏の陣」ということで地元から農業関係者が上京してくる。その接待。役所に回ったり、目白の将軍様(田中角栄)に会わせたり、その為の人間関係をつくったり。夜は一生一度の東京上京の皆さんのために接待。

 秋:①予算要望の全国大会が東京で開かれるので、役所回りや接待
   
   ②就職の斡旋

 冬:予算要望の為の官官接待。町村長と官僚の懇親会のセット。 

 などなどである。


 こういうのを見ていると、政策なんてカケラもでてこないし、まさに「胃と肝臓と足」の世界であることがわかる。僕みたいに、「官以外での政策形成の可能性をさぐる」なんて言ってるアホな秘書なんていないわけだ。

 しかし、当時はよかったんだなぁ、というか前提条件が随分違ってきた。

 まずコメの食管制度は無くなったし、国に金がなくなった。陳情して予算分配してもらうというより、予算の削減を翌年に延ばしてもらうというのじゃ、政治家の迫力は無い。官官接待や官民接待も大蔵省のノーパンしゃぶしゃぶ事件やら以降ほとんど(表立っては)無し。各種団体も組織率が低下など集票力が低下し、団体サービスするよりも浮動票対策が重要になってきた。おまけに自-社55年体制が崩れ、小選挙区制になりもたれあいというより二大政党のガチンコ対決になってきた。その中で有権者の陳情処理の件数より、マニフェストの出来不出来や党首のインパクトの方が重要になってきた。などなど

 ベタな政治の有用性替わらないだろうけど、今や政治家の当落を握っているのは陳情処理の数ではなくて党官僚だというのが僕のかねてからの主張。そうした状況の中で秘書の役割も変わるし、求められている資質も変わる。

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2月5日(日)「一日の中で四季が来る」

 前夜の荒れ狂った雨が嘘のように上がり晴れ。朝、外出しようとして外へでたら妙に生暖かい。湿気も多くてアジアのどこかの国に来たみたいだった。Tシャツ一枚で行動。夜は通常通り寒くなる。

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12月4日(土)「雨をみたかい?」

 憲法本の執筆。朝8時半に始めて気がついたら午後2時半。3時からの研究会で第一回目の読み合わせ。半分終了したところで今週は終了。外に出ると雨。

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12月3日(金)「臨時国会・閉会」

 臨時国会が閉会。役所の方や委員会の委員部の方、関係団体の方など次々と「この国会ではお世話になりました」とご挨拶に来られる。ちょっと年末のような雰囲気。

 「普段秘書って何やってるんですか?」と最近良く聞かれますが、国会の開かれている時は、委員会での質問作りや政策(法案)作り、党の会議に勉強会とまあ結構忙しく、国会の無い時はその準備というか、もうちょっと時間をかけてそれらの課題に取り組んでおくということです。

 基本的に国会は年中会議をやっているわけでなく、1月から150日間、基本的には六月の半ばまでだが、大体は延長されて7月か8月までが通常国会。1ヵ月半か2ヶ月ほど休んで(というか偉い先生方は海外視察にいったりして)、9月か10月から臨時国会が始まり12月ぐらいで終わるという年間のスケジュールです。

 会議だけみると冬休みと夏休みがある学校見みたいな感じですが、やってることはフルタイム。それにしても、今回新しい事務所に移って質問や政策のストックのないままに、臨時国会に突入したのでキツかった。ほっとしたのもあり、金曜日なのに家に帰って12時間ぐらい寝る。

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12月2日(木)「特捜最前線」

 災害対策特別委員会で民主・社民・共産共同提出の議員立法「被災者生活再建支援法案の改正案」について質疑。野党の議員立法なので、野党議員が答弁席に立つという中々新鮮な光景が見られる。

 提案者で華やかな中にも哀愁を感じさせる鎌田さゆり先生、妙に低く渋い声で答弁する松原仁先生、この国会で議員立法4本提出して3本通したというツワモノ、泉房穂先生と三者三様。この答弁見てるとすぐ大臣でも勤まるのではないかという感じがする。特に何故か明石やさんまに似ているような気がする泉先生は大注目では。

 内容は今年の夏の台風や新潟の震災にあわれた方の住宅の再建支援に300万円だせるようにするというもの。現在は、憲法との関係もあって、壊れた住宅の撤去の費用は出せるが、建設費用は出せない。つまり憲法14条(平等の原則)と29条(財産権)の規定と引っかかって、住宅の建設費用を出すと国家が国民の財産の形成に手を貸すことになる、ひるがえっていえば国家の介入を許すことになるという理由で撤去費用はいいが建設費用は支出できないとなっている。

 ま、国家の介入という点ではそんな気もするが、一方で国会議員が道路をひっぱってきたり利権誘導していたりするのはよくて、例えば新潟で住宅全壊3000余軒、半壊1万6千軒という被災者の人に支出できないなんておかしな気がする。(世論調査でも8割が支援ok)

 いずれにせよ野党立法なので明日の採決で否決されるのは火を見るよりあきらか。

 普段、追及型の質問をすることのない与党議員も、心情的には分かるだけにか、攻めにくかったようだ。

 最後の方で民主党議員が社民党の横光克彦先生(提案者の一人)に質問したが、横光先生が「ここにいる議員の皆さんは心の中ではこの法案に賛成していらっしゃると思いますが・・」といったら与党議員から「勝手なこと言うな!」という野次が飛び、横光先生が気色ばんで「あなた反対なんですかっ!」と発言された瞬間が見もの。欲をいえば「○○先生反対なんですか」と議事録に載せれば良かったのではないか。ちなみにその先生とは○○○○先生です。(伏字ばっかりやな)

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12月1日(水)「オルタナ系」

 大学院で学習院女子大学の畠山助教授に来ていただき話を伺う。専門は国際関係論ということです。スタンダードな(多分)国際関係論を聞き、逆に、いかに自分がオルタナティブ路線に行っているのかを知る。

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11月30日(火)「母と子の絆」

 公的債務管理WTでみずほ総研の中島厚志専務執行役員チーフエコノミストの話を聞く。最近、日本経済のリスクシナリオという本を出されたで、その本の内容に沿ったものだが、随分すっきりと頭に入るいい話だった。

 昼に東京財団のセミナーへ行き「子どもに何が起きているか」という話を学校法人菅原学園 江戸川双葉幼稚園の園長をされている菅原久子さんから聞く。子ども政策も係わる様になったのでちょっと勉強しないとね。

 この方どういう人かと思ったら、安全保障の研究者で密かに大注目している菅原出さんのお母さんだった。この人にこの母ありというか、話は内容の凄さもさることながら、会場の誰もが感動せずにはいられない素晴らしい話で昼の日中から涙がでそうになって苦労した。

 分かっているつもりではいたけど子どもを取り巻く環境というのは想像を超えて悪化しているようで、今や学級崩壊は3歳児から始まっているという。菅原さんが近所の小学校に授業参観に行ったときも、いつまで休み時間が続いているのか、と思ったら授業中だったという。

 それ以外にも、人の話が聞けない子ども、授業中に立って走り回る子ども、突然暴力を振るう子どもが多発し、毎日のように怪我をする子どもがでる。最近では、それらを避ける為に、お受験の為ではなくて私学に入れる親が増えているという。もう教育制度崩壊や。

 それは小学生になった時から始まるのではなくて、もっと早くから始まっている。もっと言えば子どもが生まれた時からの育て方に問題がある。ある研究者の研究では3日間保育器に入った子どもは目を合わせなくなるという。

 子どもが泣くのは誰かの反応を求めているためで、それを無視していると子どもは反応を拒否するようになるというのだ。オムツでも最近は紙おむつが出来て、おしっこがでてようが決められた時間に取り替える。昔はおむつが濡れてないかどうか、一日十回も手を入れてみていた。泣くとその度に親が抱いてやることで子どもは安心する。そうして知能が発達していく。子どもは言葉を理解しないからと、子どもに話しかけなかったインテリのお母さんがいたそうだが、ある日突然「この子は喋らない」と気付いたそうだ。

 このように子どもを育てるのはとてつもなく手間がかかるものだが、最近のお母さんはTVで育っていたりするので子どもをTVの前に何時間もおいておいたりする。それが実は発育に悪い影響を及ぼしている。

 現代は子育てが大変難しい時代で、専業主婦だと「専業主婦なのに何をやってるのか」と言われるし、仕事をしていると、これまた何をやってるのかと言われる。子育てに専念している女性は何だか「遅れてる・古い」ように思われる。お母さんの手間を省く便利な商品や施設が山のようにあり、その為に子どもと親の接触は少なくなっていく。

 そう考えると、働くお母さんの為の、駅前保育の充実とか、預かり時間(そもそも子どもは荷物か)の延長とかは、非常に悪い政策なのかもしれん。

 菅原さんもおっしゃってたが、子育てを大事にする世の中の認識が大事で、あずかり時間を延長するより、会社を2時3時ぐらいで帰れるようにした方がよっぽど良い。

 僕もこれは前から思っていて、少子化(といっちゃダメなんだよね)の切り札は、育児休暇の義務化と、育児の為に仕事を離れた場合の差別禁止と罰則付与だと思っている。

 社会全体で子どもの育つ環境を改善せねば。

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11月29日(月)「RealLife」

 ロンドン・ビジネス・スクールの卒業生でやっている勉強会に参加。イギリスで弁護士の資格を取り、バリスター(法廷弁護士)として活躍していたヤザワさんのお話を聞く。歴史や制度など法律以外にも博学な知識をお持ちの方で随分面白かった。一つ、弁護士の数について、日本は10万人で19人に対して、アメリカは360人のは別としても、イギリスで190人と非常に多いのはどうしてかと質問した。

 ストレートな答えではなかったのだが、例えば彼が日本人と仕事をするとすぐに「契約書の雛形をください」といわれるそうである。契約書の雛形なんていうのは弁護士のメシの種なんだからおいそれと渡すものではないのだが、日本ではそれを言ってもおかしくないような文化があると。つまり、役人の天下りしている業界団体が雛形をつくって標準化してしまうので、弁護士などが少なく済んでいるのではないかということだ。

 これは気付かなかった全く新しい視点で、他の分野にも広げられる視点なのではないか。

 やっぱり、無駄になるかもしれないけれど、面白そうなシグナルが出てる時は、足を運んでも話を聞きに行かなければならないと改めて思ったね。


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