« 9月17日(金)「新たな階級闘争(クラス・コンフリクト)」 | Main | 9月19日(日)「頭休め」 »

9月18日(土)「フォッグ・オブ・ウォー」

 プロ野球のストを見て、「スト」って久しぶりの言葉だなぁ、と思う。プロ野球選手は人気があるからストを打てるけど、今、一般の企業でそれをやったらすぐに誰かと取り替えられそうだ。それを考えると、ここ数十年でいかに労働者の立場が弱くなったことか。

 NHKの不祥事に関する総務委員会の中継を院内TVでチラっとみた。あまりの答弁の木で鼻をくくったような冷淡さに、「これは数十年前の官僚答弁のパロディなのか?」と思ったのだが、これもNHKの内部体制とか組合とかがしっかりしていたら、あそこまでひどい答弁にならなかったんではないかな。

 ま、読売のナベツネもNHKの海老ジョンウィルも、今まで激しい競争にさらされてこなかったので60年代的な「生な(洗練されていない)」従業員管理をやるから、事件が目立ってしまうだけなんだろうけどね。

 60年代といえば、そう、85歳のマクナマラ元国防長官 (ちょっと無理やりか)。ハーバード大で統計管理学を教えていて、第二次世界大戦で爆弾投下の効率化などの作戦を立て、戦後はそのチームごとフォードに移籍し、社長にまでなる。その後ジョン・F・ケネディに見出され、国防長官として、ケネディ、ジョンソンに仕え、キューバ危機、ベトナム戦争という冷戦期のアメリカの舵取りをする。

 その彼が、85歳になって過去を振り返るとという淡々とした映画が「フォッグ・オブ・ウォー」。某候補者や元秘書の方など政界関係者が結構みてるので、楽しみにして観にいった。

 分析は冷静だが、衝撃の告白とかはでてこない。「85歳になっても守るものがあるんかいな」、という気もするが、まぁそんなものなんだろう。彼の場合、政治家ではなくて超優秀な官僚なので、命令されたことは100%完璧に仕上げる。その命令がいいか悪いかという価値判断はしない。だからベトナム戦争の責任を問われて、「責任は(ジョンソン)大統領にある。ケネディだったら違っていただろう」という答えになるのだろう。

 昔は物事がむき出しで分かりやすかった。


|

« 9月17日(金)「新たな階級闘争(クラス・コンフリクト)」 | Main | 9月19日(日)「頭休め」 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 9月18日(土)「フォッグ・オブ・ウォー」:

« 9月17日(金)「新たな階級闘争(クラス・コンフリクト)」 | Main | 9月19日(日)「頭休め」 »